世界最大の仮想通貨取引所はどこ?仮想通貨取引所の世界ランキングTOP10!

世界には250を超える仮想通貨取引所が存在しますが、その中で世界最大の取引所がBinance(バイナンス)です。

日本にも国内取引所としてBinance Japanがありますが、残念ながら運営主体やサービス提供は全くの別物となっています。

そのため、世界規模の仮想通貨取引所を利用したい方は日本人ユーザーも多いBybit(バイビット)などを利用していくことになります

本記事では、仮想通貨の世界ランキングから取引量・取扱数など項目別のランキング、海外取引所の選び方などを解説していきます。

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目次

世界最大の仮想通貨取引所はBinance(バイナンス)【2024年9月】

Binance Globalの公式サイト

2024年9月現在、世界最大の仮想通貨取引所はBinanceです

Binanceが世界最大の理由は下記の3つ。

Binanceが世界最大の理由
  • 口座開設者数が2億人以上
  • 取引高(取引量)が世界最大
  • SimilerWebのデータで仮想通貨取引所アクセス数が世界NO.1

口座開設者数2億人は他の仮想通貨取引所と比較しても圧倒的に多く、国内取引所の場合では全体での口座開設数が1,000万を超えたと2024年6月に公表されたばかりです。(参考

Binanceに次いで、世界的に人気があるBYBITでも4,000万人と5倍もの開きがあります

また、取引高においても1位のBinanceが1日あたり4.6兆円・2位のOKXが1.6兆円・3位のBybitが1.4兆円と大差をつけていることが分かります。(参考

なお、2023年11月から日本向けのサービス開始に伴い日本人ユーザーはBinance Japan(バイナンスジャパン)へ強制移行されてしまったため利用できなくなっています。

日本人が利用することができる実質的に世界最大の仮想通貨取引所はBybit

Bybitの日本人向け公式サイト

世界最大の仮想通貨はBinanceですが、先述の通り日本人向けのサービスはBinance Japanに切り替えられてしまっているためレバレッジ取引の不可や取り扱い通貨の制限などが設けられ本家には劣るサービス内容となっています。

そのため、日本人が利用することができる実質的に世界最大の仮想通貨取引所はBYBIT(バイビット)となっています。

Bybitが日本人が利用することができる世界最大の仮想通貨取引所である理由は下記の5つ。

Bybitが日本人向け世界最大の取引所である理由
  • 日本語対応&日本語サポートに対応
  • 現物取引&デリバティブ取引でBinanceに次いで世界2位の実績がある
  • 全世界に4,500万人のユーザーがいる
  • 最大レバレッジ500倍で仮想通貨FX(レバレッジ取引)ができる
  • 取り扱い通貨数が1000種類を超えている
  • ボーナスキャンペーンが豊富で最大3万USDTを受け取ることができる

Bybitの解説項目へ移動する

なお、当サイトからの口座開設限定で3万USDTを超えるボーナスや1,000USDT相当のデリバティブポジションを受け取ることができます


Bybit以外の、日本人が利用することができる世界の仮想通貨取引所一覧は、海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキングを参考にしてみてください。

仮想通貨取引所の世界ランキング一覧

仮想通貨取引所の世界ランキングTOP15は下記の通りです。

スクロールできます
順位取引所取引量/1日現物取扱数デリバティブ取扱数
1位Binance
7.7兆円以上416346
2位2.9超円以上658376
3位OKX
3超円以上327215
4位2.4兆円以上840230
5位Deribit
1,400億円以上31
6位XT.com
2.8兆円以上391
7位DigiFinex
2.7兆円以上47463
8位Kraken
690億円以上303204
9位1.8兆円以上13253
10位2,000億円以上810183
11位CoinW
3.3兆円以上398106
12位Bitfinex
89億円以上19345
13位BitMart
3,000億円以上103198
14位3,000億円以上2208410
15位2.7兆円以上334

このランキングは、CoinMarketCapのデータに基づいて紹介を行っていますが明らかに取引高を水増ししている取引所などは当サイトの判断で除外しています。

そのため、上記のランキングに記載されている仮想通貨取引所は比較的安全性が担保されている取引所ではありますがBinanceやOKX、Gate.ioのように中には日本人の利用を制限しているところも含まれています。

日本人向けの海外取引所だけを知りたい方は、日本人が使えるおすすめ海外仮想通貨取引所ランキング【日本語対応】
を参考にしてみてください。

仮想通貨取引所の世界ランキングTOP10

CoinMarketCap・Coingekoの独自レーティング指標「信用スコア」の中央値や取り扱い通貨数、取引量を元に作成した仮想通貨取引所の世界ランキングTOP10は次の通りです。

順位取引所
1位Binance
2位
3位
4位
5位
6位OKX
7位
8位Coinbase
9位Bitfinex
10位

1位:Binance(バイナンス)

Binanceの公式サイト
ランキング1位
取引所名Binance
信用スコア9.95
設立年2017年
本拠地マルタ共和国
取り扱い通貨数400種類以上
最大レバレッジ100倍
24時間取引量
(現物取引)
約2.9兆円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約9.6兆円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング1位の仮想通貨取引所はBinance(バイナンス)です。

Binanceは、世界各国に2.1億人ものユーザーを抱えており現物取引の取引量は約2.9兆円、デリバティブ取引量は約9.6兆円と全てにおいて世界最大規模となっています。

創業者のChangpeng Zhao(通称:CZ)氏は、アメリカのユーザーに対しサービスを提供した疑いやマネーロンダリングの疑いで代表を退き、禁固刑に処されるなどしていますが今なお仮想通貨コミュニティから支持される存在となっています。

Binanceのメリット・デメリット

Binanceのメリットとデメリットは次の通りです。

Binanceのメリット
  • 世界最大の仮想通貨取引所
  • 流動性が優れているため有利な価格で取引ができる
  • 様々なチェーンに対応している
  • 独自チェーン「BNB Chain」を展開している
Binanceのデメリット
  • 創業者のCZが禁錮刑中
  • 日本人の利用はBinance Japanになるためサービス内容が弱い

2位:Bybit(バイビット)

Bybitの公式サイト
ランキング2位
取引所名Bybit
信用スコア8.8
設立年2018年
本拠地アラブ首長国連邦
取り扱い通貨数600種類以上
最大レバレッジ500倍
24時間取引量
(現物取引)
約8,000億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約4兆円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング2位の仮想通貨取引所はBybit(バイビット)です。

Bybitは、海外FX業者として日本でも有名なXMTrading(XM)のアジア統括マネージャーであったBen Zhou氏がCEOを務めていることもあり日本人ユーザーへの配慮が行き届いた海外仮想通貨取引所です。

独自メインネットでの最大レバレッジは125倍までですが、2024年8月より導入されたMT5を利用することで最大レバレッジ500倍まで利用することが可能となりました。

日本語表示やサポートはもちろんのこと、クレジットカードやP2Pを利用することで日本円から直接仮想通貨を購入することもできます

今なら、Bybitと当サイト限定のタイアップキャンペーンとして30,000USDTを超えるボーナスと取引手数料30%オフの特典を受け取ることができるので是非ご活用ください

Bybitのメリット・デメリット

Bybitのメリットとデメリットは次の通りです。

Bybitのメリット
  • 現物・デリバティブ取引量が世界2位
  • 完全な日本語表示&サポート
  • 最大レバレッジ500倍
  • クレジットカードやP2P取引を利用することで日本円で入金ができる
  • 3万USDTを超える豪華なボーナスキャンペーン
  • MT5(MetaTrader5)に対応
  • 為替やコモディティの取引にも対応
Bybitのデメリット
  • ユーザー数が多いためVIPでない場合は問い合わせ対応に時間がかかる
  • P2P取引には怪しいユーザーも混じっている

Bybitについてより詳しく知りたい方は、Bybit(バイビット)とはを参考にしてみてください。

3位:Bitget(ビットゲット)

Bitgetの公式サイト
ランキング3位
取引所名Bitget
信用スコア7.85
設立年2018年
本拠地シンガポール
取り扱い通貨数800種類以上
最大レバレッジ125倍
24時間取引量
(現物取引)
約3,000億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約3.6兆円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング3位の仮想通貨取引所はBitget(ビットゲット)です。

Bitgetは、日本での知名度はまだ低いですが全世界に2,500万人を超えるユーザーを獲得しており今急成長を果たしている海外仮想通貨取引所です。

サッカー界のレジェンドであるリオネル・アンドレス・メッシをアンバサダーとして迎えており、2024年にはRAIZINのスポンサーも務めています。

最大レバレッジは125倍で、他の取引所ではレバレッジ制限がかけられている通貨でもハイレバレッジで取引することが可能となっています。

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Bitgetのメリット・デメリット

Bitgetのメリットとデメリットは次の通りです。

Bitgetのメリット
  • コピートレーダーの数が豊富
  • CEX最速で取り扱いが行われるアルトコインが多い
  • 3万USDTを超える豪華なボーナスキャンペーン
Bitgetのデメリット
  • 日本での認知度が低い
  • 顧客資産の15%近くが取引所トークンである

4位:MEXC

MEXCの公式サイト
ランキング4位
取引所名MEXC
信用スコア7.35
設立年2018年
本拠地シンガポール
取り扱い通貨数2,400種類以上
最大レバレッジ200倍
24時間取引量
(現物取引)
約2,000億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約8,000億円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング4位の仮想通貨取引所はMEXCです。

MEXCは、取引所としては珍しく本人確認(KYC)を行わなくても入金や取引が可能な海外仮想通貨取引所となっています。

取り扱い通貨数が2,400種類以上と日本人が利用することができる取引所の中で最も豊富となっているため、先行者利益を狙うのであれば口座だけでも開設しておくことを推奨します。

また、最大レバレッジは200倍まで設定することが可能で他では取引することができない通貨もレバレッジをかけることができます。

取引手数料も非常に低く設定されており、現物取引手数料は無料、デリバティブ取引手数料は0.01%となっています。

MEXCのメリット・デメリット

MEXCのメリットとデメリットは次の通りです。

MEXCのメリット
  • 現物取引手数料が無料
  • 取り扱い通貨数が2,400種類を超えており豊富
  • 最大レバレッジ200倍とハイレバレッジ
MEXCのデメリット
  • 取り扱い通貨数が多い分怪しい通貨もある

5位:ZOOMEX

ZOOMEXの公式サイト
ランキング5位
取引所名ZOOMEX
信用スコア7.2
設立年2023年
本拠地シンガポール
取り扱い通貨数300種類以上
最大レバレッジ150倍
24時間取引量
(現物取引)
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約3兆円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング5位の仮想通貨取引所はZOOMEXです。

ZOOMEXは、2023年末より日本市場に参入したばかりの海外仮想通貨取引所で認知度はまだ低いですが世界ランキング2位のBybitから流動性の供給を受けていることから急速な成長を見せています。

ZOOMEXのメリット・デメリット

ZOOMEXのメリットとデメリットは次の通りです。

ZOOMEXのメリット
  • Bybitから流動性の供給を受けている
  • 本人確認(KYC)不要で利用することができる
  • ボーナスキャンペーンが豪華
  • 河北麻衣子・インベスターZと提携している
ZOOMEXのデメリット
  • 日本での認知度が低い
  • iOSのモバイルアプリがリジェクトされていてダウンロードできない

6位:OKX

OKXの公式サイト
ランキング6位
取引所名OKX
信用スコア8.9
設立年セーシェル共和国
本拠地2017年
取り扱い通貨数320種類以上
最大レバレッジ100倍
24時間取引量
(現物取引)
約4,200億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約4.2兆円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング6位の仮想通貨取引所はOKXです。

OKXは、2022年にOKEx(オーケーイーエックス)からリブランディングされた海外仮想通貨取引所でセーシェル共和国に拠点を構えています。

取引画面のインターフェースが洗練されており、取引量が多かったことから日本人ユーザーにも人気の取引所でしたが2024年1月に日本人へのサービス提供を完全に終了してしまっています。

また、既に日本市場には関連会社のOKCoin Japan(オーケーコインジャパン)で運営が行われており今後グローバル版が日本人に改めて開放される可能性は低いでしょう。

OKXのメリット・デメリット

OKXのメリットとデメリットは次の通りです。

OKXのメリット
  • 世界取引量ランキング上位常連
  • モバイルアプリが洗練されている
OKXのデメリット
  • 日本人向けサービスは提供終了している
  • 日本語表示・サポートに対応していない

7位:KuCoin

KuCoinの公式サイト
ランキング7位
取引所名KuCoin
信用スコア7.9
設立年2017年
本拠地セーシェル共和国
取り扱い通貨数800種類以上
最大レバレッジ100倍
24時間取引量
(現物取引)
約1,200億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約3,100億円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング7位の仮想通貨取引所はKuCoinです。

KuCoinは、独自トークン「KCS」を発行しておりユーザーが保有&利用することで取引手数料を最大20%オフにすることができる仕組みが採用されています。

2020年9月には、2億7900万ドルもの顧客資金がハッキングにより盗難される事件が発生しましたが数日以内に全額補填が行われたことで信頼性のある取引所として認知されています。

KuCoinのメリット・デメリット

KuCoinのメリットとデメリットは次の通りです。

KuCoinのメリット
  • KCSを利用することで取引手数料を最大20%オフにできる
  • ハッキングされた資金を自腹で返還している
KuCoinのデメリット
  • 日本語表示・サポートが完璧ではない

8位:CoinBase

CoinBaseの公式サイト
ランキング8位
取引所名CoinBase
信用スコア9.1
設立年2012年
本拠地アメリカ合衆国
取り扱い通貨数250種類以上
最大レバレッジ
24時間取引量
(現物取引)
約4,700億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
日本語対応
日本人利用

世界ランキング8位の仮想通貨取引所はCoinBaseです。

CoinBaseは、アメリカのナスダック証券取引所に上場している仮想通貨取引所で時価評価額は一時12兆円を超える規模になるほどの人気を誇っています。

2018年6月、日本市場にもCoinBase Japan(コインベースジャパン)としてサービスの提供を行っていましたがユーザー数が伸びなかったことを理由に2023年1月に撤退しているため日本人が利用することはできません。

CoinBaseのメリット・デメリット

CoinBaseのメリットとデメリットは次の通りです。

CoinBaseのメリット
  • ナスダック証券取引所に上場している
  • ユーザー資産の99%をコールドウォレットで管理している
CoinBaseのデメリット
  • 日本市場からは撤退している
  • アメリカからしかアクセス・利用することができない

9位:Bitfinex

Bitflinexの公式サイト
ランキング9位
取引所名Bitfinex
信用スコア7.45
設立年2012年
本拠地英領ヴァージン諸島
取り扱い通貨数190種類以上
最大レバレッジ10倍
24時間取引量
(現物取引)
約260億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約130億円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング9位の仮想通貨取引所はBitfinexです。

Bitfinexは、USDにペッグされたステーブルコイン「USDT」を発行・管理しているTether Limitedの親会社であるため信頼性のある海外仮想通貨取引所です。

USDTはビットコイン、イーサリアムに続いて時価総額ランキング3位にランクインする仮想通貨であり、2024年上半期の純利益は約7,800億円であると明かしています。

サイトやモバイルアプリは日本語表示に対応していませんが、日本人の利用に制限は設けられておらず口座開設することが可能となっています。

Bitfinexのメリット・デメリット

Bitfinexのメリットとデメリットは次の通りです。

Bitfinexのメリット
  • USDTを発行している企業の親会社であるため信頼性がある
  • セキュリティ対策が優れている
Bitfinexのデメリット
  • 日本語表示・サポートに対応していない
  • 最大レバレッジが10倍と低い

10位:Gate.io

Gateioの公式サイト
ランキング10位
取引所名Gate.io
信用スコア7.95
設立年2013年
本拠地香港
取り扱い通貨数800種類以上
最大レバレッジ100倍
24時間取引量
(現物取引)
約1,300億円
24時間取引量
(デリバティブ取引)
約3,000億円
日本語対応
日本人利用

世界ランキング10位の仮想通貨取引所はGate.ioです。

Gate.ioは、香港に拠点を構える海外仮想通貨取引所で800種類を超える通貨を取引することができます。

独自トークン「GT」を発行しており、ユーザーが保有&利用することで取引手数料最大28%オフや新興トークンのエアドロップ特典を受け取ることができます。

2024年7月22日には、日本人の新規口座開設を制限するとし既存ユーザーのみが利用することが可能となっています

なお、Gate.ioの担当者によると今後様々な政治事情を考慮し新規口座開設の制限の解除やサービスの提供を終了する可能性があるとのことなので他の仮想通貨取引所の口座も開設しておくことを推奨します。

Gate.ioのメリット・デメリット

Gate.ioのメリットとデメリットは次の通りです。

Gate.ioのメリット
  • 2,000種類を超える仮想通貨を取引できる
  • Gateトークンを利用することで取引手数料を最大28%オフにできる
  • ステーキングサービスが充実している
Gate.ioのデメリット
  • 日本人の新規口座開設は停止中
  • 今後日本人へのサービスを完全に停止する可能性がある

世界の仮想通貨取引所の選び方

世界の仮想通貨取引所を利用する上で最低限次の7つのポイント参考に選ぶようにしましょう。

世界の仮想通貨取引所の選び方
  • 日本語表示・サポート対応
  • 最大レバレッジの高さ
  • 取引量・流動性の高さ
  • セキュリティの高さ
  • 手数料の安さ
  • 取り扱い通貨数の多さ
  • ボーナスキャンペーンの豊富さ

日本語表示・サポート対応

海外仮想通貨取引所では、ランキング上位の取引所の多くは日本語表示・サポートに対応しています。

ただし、一部日本人向けにサービスを提供していることを表向きにしていない取引所やリソース不足の取引所では日本語に対応していなかったり、機械翻訳でおかしな日本語になっていることがあります。

そのため、世界の仮想通貨取引所で口座を開設する場合には日本語表示やサポートに問題がないことを事前に確認しておきましょう。

最大レバレッジの高さ

海外仮想通貨取引所では最大レバレッジが10〜500倍まで設定することができるため資金効率を最大限まで高めることが可能となっています。

ただし、利用する海外仮想通貨取引所によっては全体のオープンポジション(OI)に対してのリスク調節や保有ポジション量、取引通貨に応じて最大レバレッジに制限が設けられるケースもあります。

そのため、大きめのポジションを保有する場合には利用する取引所の規約などに目を通したうえで行うようにしましょう。

最大レバレッジの比較については、海外仮想通貨FXのレバレッジは最大100倍・1000倍を参考にしてください。

取引量・流動性の高さ

世界の仮想通貨取引所の取引量・流動性

世界の仮想通貨取引所は、世界各国のトレーダーが売買するため取引量が多く流動性に優れています

取引高が多く流動性に優れていることで、スプレッド(買値と売値の差額)が狭まるため適正なレートで取引を行うことが可能となります。

一方、取引量が少ない取引所を利用してしまうと不利な価格で注文が約定してしまうため注意が必要です。

なお、取引所によっては取引高を水増し(ウォッシュトレード)している場合もあるため、正確な取引量を確認したい場合にはCoinMarketCapの信用スコアを確認するようにしましょう。

セキュリティの高さ

仮想通貨は簡単に送金ができてしまうが故に、セキュリティが高い取引所を見極めて利用しないとハッキングにより資産が盗み出されてしまうケースがあります。

国内取引所は金融庁の指導の元、厳しいセキュリティ対策が施されていると言われていますが直近でも2024年にDMM Bitcoinから約482億円ものビットコインが盗難されています。

海外仮想通貨取引所では、このような自体を最小限に抑えるためにProof of Reserves(プルーフ・オブ・リザーブ)を導入し第三者が顧客資産が1:1で保管されていることを確認できる仕組み二段階認証やフィシング対策コードなど様々なセキュリティ施策を導入しています。

また、Bybitのように情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格であるISO27001:2013を取得している海外取引所もあるため利用している取引所でも取得しているか確認するようにしましょう。

手数料の安さ

海外仮想通貨取引所の手数料は、国内取引所と比較して安く設定されています

また、一定の条件を満たすことで取引手数料を更に安くすることができるVIPランクを設けている取引所も多いので、その際の手数料を加味した上で判断することをおすすめします。

なお、手数料の安さだけで取引所を選んでしまうとそれ以外のサービスが弱いこともあるため今回ここで紹介している選び方を参考に最低2〜3個合致する取引所を選択するようにしましょう。

取り扱い通貨数の多さ

海外仮想通貨取引所では国内取引所よりも、取り扱い通貨数が多く取引選択の幅を広げることができます

国内取引所では、日本で新規の仮想通貨の取り扱いを開始する場合は審査が必要なため草コイン(ミームコイン)のようなトレンド通貨を売買することはできません。

一方、取り扱い通貨数が多い分怪しい通貨が紛れ込んでいることもあるためリスクが高まることを意味します。

そのため、投資する際には慎重に選定するようにしましょう。

ボーナスキャンペーンの豪華さ

海外仮想通貨取引所は、国内取引所のように景品表示法が適用されないためボーナスキャンペーンが非常に豪華です。

口座開設するだけで数万円のボーナスや入金額に応じて数百万円のボーナスを受け取ることが可能で、クッション機能もついているため証拠金として利用することができます。

なお、取引所によって受け取ることができるボーナス額や仕組みが異なることもあるため、自分に見合った取引所を見つけるようにしましょう。

最新のキャンペーン情報は、海外仮想通貨FXボーナスキャンペーンを参考にしてください。

世界の仮想通貨取引所を利用するメリット

国内取引所ではなく敢えて、世界の仮想通貨取引所を利用することのメリットは気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、国内取引所と比較した世界の仮想通貨取引所を利用するメリットを下記の4つ解説していきます。

世界の仮想通貨取引所を利用するメリット
  • 最大レバレッジ100〜500倍で取引ができる
  • 流動性が優れているため有利な価格で約定する
  • 取り扱い通貨数が豊富
  • 取引手数料が安い

それぞれ順に解説していきます。

最大レバレッジ100〜500倍で取引ができる

国内ではレバレッジ取引に対応した仮想通貨取引所が少なく、対応していた場合であっても個人口座で最大レバレッジ2倍、法人口座でも4倍と制限が非常に厳しくなっています

一方、海外取引所であれば最大レバレッジに制限は設けられていないため少ない資金で大きな金額を効率的に取引することができます

例えば、Bybitでは最大レバレッジ500倍まで利用することができるため証拠金を1万円用意すれば証拠金維持率などの問題はあるものの理論的には500万円までの取引が可能となります。

国内取引所であれば250万円の証拠金を用意する必要があることを考えると如何に効率的であるかが分かるはずです。

流動性が優れているため有利な価格で約定する

世界の仮想通貨取引所は、様々な国や地域の投資家が取引に利用しているため高い流動性を実現し有利な価格で約定させることができます

国内取引所は取引する投資家が日本人のみであるため、最も流動性が高いbitFLyerでさえ1日の取引高は約210億円程度となっており、世界最大の取引所であるBinanceが約4.6兆円であることを考えると如何に低い流動性であるかが分かるはずです。

流動性が優れていることで実際の市場に見合った価格で取引することができるため、基本的には世界の仮想通貨取引所を利用することが必要不可欠となってきます。

取り扱い通貨数が豊富

国内取引所では、金融庁と日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の2機関によって国内で取り扱って問題ない通貨であるか審査を行い通過したもののみが取引可能となります。

そのため、海外で流行っている通貨を売買したかったとしても国内で取り扱いが開始されるためには数ヶ月の審査期間を待つ必要があるため旬が過ぎ去ってしまっていることが大半です。

一方、世界の仮想通貨取引所では各取引所の判断で投資家にメリットがあると判断された通貨を取り扱っていくため非常に豊富な取り扱い数を誇っています。

なお、国内取引所で最も取り扱い通貨数が多いDMM Bitcoinが24種類なのに対しBybitでは350種類以上を取り扱っています。

主要取引所の現物取扱通貨数
取引所取扱通貨数
350種類以上
Binance
350種類以上
DMM Bitcoin
24種類
bitFlyer
18種類

取引手数料が安い

国内取引所では、取引所が投資家に対して仮想通貨の販売・買取を行う販売所の仕組みを採用しているため取引手数料が非常に高く設定されています

それに対し、世界の仮想通貨取引所では投資家同士が注文板を通して売買することができる板取引を採用しているため最大でも0.1%の手数料で抑えることができます

国内取引所の取引手数料はどこも横並びで、相場が安定しているときで2%前後、乱高下しているときは数十%まで広がることがあります。

そのため、仮想通貨がよほどの上昇をしない限りは利益を得ることが難しくなってしまうため世界の仮想通貨取引所を利用することを推奨します。

主要取引所の現物取引手数料
取引所取引手数料
メイカー:〜0.1%
テイカー:〜0.1%
Binance
メイカー:〜0.1%
テイカー:〜0.1%
DMM Bitcoin
メイカー:2%
テイカー:2%
bitFlyer
メイカー:6%
テイカー:6%
国内取引所は取引手数料無料としていることが多いですが、実際にはスプレッドがかかってくるためその数値を%で表しています。

海外仮想通貨取引所の手数料比較については、海外仮想通貨取引所の手数料の安さランキングを参考にしてください。

海外取引所を利用するデメリット

海外仮想通貨取引所を利用するデメリットは下記の3つです。

海外取引所を利用するデメリット
  • 日本語対応・サポートが無い取引所がある
  • 日本の金融庁から警告を受けている
  • 資産の分別管理がされていない可能性がある

それぞれ順に解説していきます。

日本語対応・サポートが無い取引所がある

主要な海外取引所の多くは日本語対応していますが、一部の取引所では日本語サポートが不十分であったり対応自体が無い場合もあります

特に機械翻訳による不自然な日本語表示を行っている取引所は、何かしら問題が発生した場合に問い合わせを行ったとしても円滑なやり取りができず時間を要してしまう可能性があります。

日本の金融庁から警告を受けている

日本人が利用することができる海外取引所の多くは、日本の金融庁から「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等」として警告を受けています

これらの取引所は日本の規制に準拠しておらず未登録で運営を行っているため、トラブルが発生した場合であっても日本政府が介入し調査や資産の保護を行えないことを意味します。

本ページで紹介した仮想通貨取引所は、顧客資産が安全に管理されているかブロックチェーン上で簡単に確認できたり、ハッキングが発生してしまった場合であっても取引所が建て替え返還を行っているためそのような危険性は低いものの一定のリスクがあることは念頭に置いておきましょう。

なお、金融庁から警告を受けているもののこれらの取引所を利用すること自体に違法性はありません

資産の分別管理がされていない可能性がある

海外仮想通貨取引所は、国内取引所とは異なり顧客資産の分別管理を法的に義務付けられていません

分別管理とは、取引所の運転資金と顧客の資産を別々の口座で管理する方法です。一方、信託保全と呼ばれる方法では、両者を同一の口座で管理します。

ただし、信託保全が必ずしも安全性に欠けるわけではなく複数の会社による共同口座管理や第三者監査の実施など、透明性を高める取り組みを行っている取引所もあります。

近年、FTX事件を受け多くの取引所がProof of Reserves(準備金証明)を提供するなど、透明性向上に努めています

これにより、顧客資産が1:1で管理されていることを証明しようとする動きが広がってきているため安心して海外仮想通貨取引所を利用することが可能となりました。

世界の仮想通貨取引所に関するよくある質問

世界最大の仮想通貨取引所はどこ?

世界最大の仮想通貨取引所は、Binance(バイナンス)です。

日本人向けにサービスを提供しているBinance Japanは提供されているサービス内容が全く異なるため注意が必要です。

世界ランキングに入ってる日本の仮想通貨取引所は?

2024年9月現在、世界ランキング上位に入っている日本の仮想通貨取引所はありません。

世界の仮想通貨取引所の取引量ランキングは?

2024年9月時点での世界の仮想通貨取引所の取引量ランキングは次の通りです。

順位取引所取引量/日
1位Binance約2.5兆円
2位Bybit約7,755億円
3位Coinbase約4,670億円
4位OKX約4,140億円
5位Upbit約3,800億円

日本の仮想通貨取引所の取引量ランキングは?

2024年9月時点での日本の仮想通貨取引所の取引量ランキングは次の通りです。

順位取引所取引量/日
1位bitFlyer約230億円
2位Coincheck約170億円
3位bitbank約80億円
4位GMOコイン約57億円
5位Zaif約3.5億円

仮想通貨取引所のTier1とは?

仮想通貨取引所のTier1とは、中央集権型取引所(CEX)の中でも取引量や信頼性が優れた取引所の総称です。2024年のTier1は、Binance・OKX・Bybit・Coinbaseなどがあります。

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