海外仮想通貨取引所は取扱通貨数が多くレバレッジが高いことで人気がありますが、手数料の分野でも国内取引所より安く設定されており有利に取引を行うことができます。
ただし取引する金融商品の種類に応じておすすめできる取引所が異なるため、現物取引とデリバティブ取引それぞれ分類し比較、検証を行いました。
本ページでは、国内取引所とも比較した上で手数料を抑えることができる海外取引所を全73社から精査し紹介していきます。
- 現物取引をするならメイカー・テイカー手数料無料の「MEXC」
- レバレッジ取引・デリバティブ取引をするならメイカー手数料最低0%の「Bybit(バイビット)」
- 手数料負けを回避するためのコツ
なお、仮想通貨トレーダー200名からデータを取ったおすすめの海外仮想通貨取引所については、おすすめ海外仮想通貨取引所ランキングを参考にしてみてください。
※調査対象の海外仮想通貨取引所73社一覧(クリックすることで開閉します)
- ACDX
- ApexPro
- AscendEX (BitMax)
- BaseFEX
- Bibox
- BigBoss
- Binance
- BingX
- Bitfinex
- BitForex
- Bithumb Global
- Bitget
- BitMart
- BitMEX
- Bitstamp
- Bitrue
- Bitunix
- Bitvenus
- Blofin
- Bit-Z
- BKEK
- BTCC
- BTSE
- Bybit
- BYDFi
- CoinCatch
- CoinEx
- CoinTiger
- Cointr Pro
- CoinW
- Crypto.com Exchange
- CryptoGT
- Deepcoin
- Delta Exchange
- Deribit
- DigiFinex Exchange
- DYDX
- easyMarkets
- Exness
- Fairdesk
- FameEX
- Flipster
- FXGT
- Gate.io
- Gemini
- HFM
- HitBTC
- Hotcoin Global
- Huobi
- iFOREX
- IS6FX
- Kraken
- KuCoin
- LBank
- MEXC
- OKX(OKEX)
- Opnx
- Overbit
- Pexpay
- Phemex
- Pionex
- Poloniex
- PowerTrade
- StormGain
- Tapbit
- Toobit WEEX
- Upbit
- WhiteBIT
- WOO X
- XMTrading
- XT.COM
- Yobit
- ZOOMEX
海外仮想通貨取引所の取引手数料比較一覧表【日本語対応のみ】
この比較表を参考に手数料の観点から見た、総合的におすすめできる海外仮想通貨取引所はBybit(バイビット)一択となります。
現物取引手数料については、VIPランクが適用されていない場合にはどの取引所も横並びであるため取引したい仮想通貨に応じて上手く使い分けるなどしましょう。
デリバティブ取引のみである場合には、ExnessやFXGTもスプレッドのみであるため候補として有力ではありますがビットコインやイーサリアムといった主要仮想通貨以外のアルトコインを取引したい場合には取り扱いが無いことがほとんどであるため注意が必要です。
手数料が安い海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキング
海外仮想通貨取引所の現物取引とデリバティブ取引それぞれの取引手数料が安い順にランキング化しました。
また取引手数料だけではなく取扱銘柄数や最大レバレッジの高さも比較対象としたおすすめ順も用意したので併せてご確認ください。
手数料が安いおすすめ海外仮想通貨取引所
取引手数料や入出金手数料の安さを主軸に、最大レバレッジ・取り扱い通貨数など総合的な観点から見たおすすめの海外仮想通貨取引所を紹介していきます。
- MEXC
- Bybit(バイビット)
- Bitget(ビットゲット)
- ZOOMEX
なお、この中で唯一現物取引に対応していない取引所がZOOMEXであるため自身の取引スタイルに合わせて他のおすすめ取引所と並行して利用することを推奨します。
MEXC | 取引手数料無料キャンペーン実施中
項目 | 手数料 |
現物取引手数料 | 【メイカー】 0% 【テイカー】 0.02% |
デリバティブ取引手数料 | 【メイカー】 0% 【テイカー】 0.02% |
資金調達手数料 | 1日3回発生 |
MEXCでは、現物取引手数料がメイカー0%、テイカー0.02%となっています。
キャンペーン適用前はメイカーとテイカー共に0.2%と業界的にも高く設定されていたため、おすすめすることができませんでしたが2024年現在では流動性も優れており口座開設しておくべき取引所の1つに。
主要海外取引所の現物取引手数料では、0.1%と足並みが揃えられている中で注文方式に関わらず無料で売買できる点は非常に強いと言えます。
また取扱銘柄数も1,600種類以上と非常に多く、他の取引所では売買できないような有望な通貨を見つけ出すこともできます。
MEXCのその他の手数料は、MEXCの手数料を参考にしてください。
BYBIT(バイビット) | メイカー手数料最低0.005%
項目 | 手数料 |
現物取引手数料 | 【メイカー】 0.005〜0.1% 【テイカー】 0.02〜0.1% |
デリバティブ取引手数料 | 【メイカー】 0〜0.02% 【テイカー】 0.025〜0.055% |
資金調達手数料 | 1日に3回発生 |
BYBITでは、現物取引・デリバティブ取引手数料共に業界最低水準を実現し、取り扱い通貨数や取引高も多いことから最もおすすめな海外仮想通貨取引所となっています。
取引高や預入資産残高に応じて変動するVIPランクを活用することでメイカーは0.005%、テイカーでは0.02%まで取引手数料を引き下げることが可能です。
最大レバレッジもUSDC通貨ペアであれば125倍と高く、デリバティブ取引高に関しては世界2位の水準であるため流動性も優れています。
Bybitのその他の手数料は、Bybit(バイビット)の手数料を参考にしてください。
Bitget(ビットゲット) | メイカー手数料最低0.01%
項目 | 手数料 |
現物取引手数料 | 【メイカー】 0.01〜0.1% 【テイカー】 0.04〜0.1% |
デリバティブ取引手数料 | 【メイカー】 0.0015〜0.02% 【テイカー】 0.035〜0.06% |
資金調達手数料 | 1日に3回発生 |
Bitgetでは、独自トークン$BGBを利用することで取引手数料を20%割引することができるためメインとして利用する場合におすすめできる海外仮想通貨取引所です。
また、口座開設時に紹介コード「offer」を入力することで35%割引が適用されるほかVIPランク制度を活用することでも引き下げることが可能です。
特にコピートレード機能が充実しているため、仮想通貨FXが苦手な方であっても手軽に運用を任せ利益を生み出すことができます。
また2023年に入ってからはトレンドの仮想通貨をいち早く上場させており、DEXまで手を伸ばすのが億劫な方にも最適です。
Bitgetのその他の手数料は、Bitgetの手数料を参考にしてください。
ZOOMEX | テイカー手数料最低0.0024%と業界最安
項目 | 手数料 |
現物取引手数料 | 無料 |
デリバティブ取引手数料 | 【メイカー】 0.002〜0.02% 【テイカー】 0.024〜0.06% |
資金調達手数料 | 1日に3回発生 |
ZOOMEXは、テイカー手数料が最低0.002%と業界最安の水準となっており、メイカー手数料もBYBITには及びませんが最低0.002%とデリバティブ取引専門取引所としての勢いがあります。
また、業界2位の取引高を誇るBYBITから流動性の供給を受けているため新興取引所でありながらも安心して利用することができます。(資本的にもBYBITと関係があります)
入金面においても日本円の銀行振込やP2P取引、クレジットカード入金に対応しているため海外取引所の利用が始めての方でも簡単に取引を開始することができます。
スプレッド(取引手数料)が安い海外FX業者
海外FX業者では、為替やコモディティ以外にも仮想通貨取引を行うことが可能です。
取引手法によっては海外FX業者を利用したほうが海外取引所よりも手数料を安く抑えることができる場合があります。
- Exness
- Vantage Trading
- XS.com
- FXGT.com
Exness(エクスネス)
取り扱い通貨数 | 30種類以上 |
最大レバレッジ | 400倍 |
デリバティブ取引手数料 | 無料 |
ロスカット水準 | 0% |
ExnessはMT4とMT5、独自取引ツールに対応した海外FX業者であるため取引手数料の他にスプレッドが発生する仕組みとなっています。
ですが、用意されている5つの口座タイプのうちロースプレッド口座を選択することでスプレッドがほぼゼロの状態で取引を行うことが可能となります。
取引銘柄はビットコインなど主要な仮想通貨のみとはなってしまいますが、スキャルピングで売買を行いたい方には取引手数料を最小限まで抑えることができるため非常におすすめです。
Vantage Trading
取り扱い通貨数 | 50種類 |
最大レバレッジ | 333倍 |
デリバティブ取引手数料 | 無料 |
マージンコール | 30〜50% |
ロスカット水準 | 0〜10% |
Vantage Traadingは、海外FX業者の中でも特に仮想通貨取引に力を入れている業者の一つで取り扱い通貨数は50種類となっています。
ストップレベルが0に設定されている点とBTCUSDの平均スプレッドが5USDという脅威の狭さから、スキャルピングのような短期売買に適しています。
また、仮想通貨銘柄とゴールドにおいてはスワップポイントが発生しないため長期保有を目的としたスイングトレーダーにも適しています。
今なら期間限定で、口座開設するだけで15,000円のボーナスを受け取ることができるので環境を試してみたい方は是非。
XS.com
取り扱い通貨数 | 8種類 |
最大レバレッジ | 500倍 |
デリバティブ取引手数料 | 無料 |
ロスカット水準 |
XS.comは2024年1月に日本市場に参入したばかりの海外FX業者ですが、Exnessの中東統括マネジャーなどが経営陣に並ぶダークホース的ブローカー。
Exnessメンバーが参画しているため、スプレッドが非常にタイトで海外FX業者最狭水準となっています。
通常、キャッシュバックするキャンペーンは実施していませんが当サイトから口座開設した方限定でスプレッドの40%をオートリベートすることができます。
FXGT.com
取り扱い通貨数 | 50種類以上 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
デリバティブ取引手数料 | 無料 |
ロスカット水準 | 20〜40% |
FXGTは、海外FX業者で唯一仮想通貨を1,000倍のレバレッジで取引することができるブローカーです。
スプレッドも非常に狭く、ハイレバでスキャルピングしたい方におすすめの海外FX業者となっています。
また、FXGTはボーナスキャンペーンが豊富で口座開設だけでも20,000円、入金では最大120万円を超えるボーナスを受け取ることができます。
海外取引所の取引手数料割引特典一覧
海外取引所の一部は当サイトから口座開設することで取引手数料を割引することができます。
取引所によって、4〜40%取引手数料を割引にすることができるため必要に応じて口座開設するようにしましょう。
国内取引所と海外取引所の手数料比較表
結論から言うと、国内取引所は現物取引の場合はスプレッドが発生するため最低でも2%、レバレッジ取引では1日毎に0.04%の取引手数料が発生するためどの海外取引所よりも高いことが分かります。
海外取引所では現物取引の場合は主要どころで0.1%一律、レバレッジ取引もBYBITであればメイカー最低0%、テイカー最低0.025%と低く売買時にのみ発生します。
なお、国内取引所は現物取引手数料が無料と宣伝されていることが多く、それ自体は事実ですが実際には取引手数料とは別にスプレッドが発生しているため注意が必要です。2023年9月には、DMMビットコインにおいて最大50%前後になった事例も確認されています。
取引手数料が安い取引所は、スキャルピングにも適しているので短期売買する方にもオススメです!
海外仮想通貨取引所で手数料負けしないためのコツ
- 取引注文は指値(メイカー)注文をメインにする
- 資金調達率に注意する
- 出金するときはまとめて行う
- ボーナスやキャンペーンを活用する
取引注文は指値(メイカー)注文をメインにする
国内・海外取引所問わず、オーダーブックに注文を並べるメイカー(指値注文)は流動性を供給する立場であることからテイカー(成行注文)よりも取引手数料が有利に設定されています。
例えば、BYBITのデリバティブ取引ではメイカーが0.02%、テイカーが0.055%と前者のほうが0.035%も安価に設定されています。
1万ドルのポジションをエントリー時と決済時にテイカーで行った場合、往復で11ドルの取引手数料が引かれるため同値撤退したい場合は最低でも20-25ドル幅は取る必要がでてきてしまいます。
頻繁に取引をする場合には、この値幅が倍々に積み上がっていくこととなるため可能な限りメイカーで行うことが得策であることが分かるはずです。
資金調達率に注意する
海外取引所ではデリバティブ取引でポジションを保有している場合、8時間ごとに資金調達手数料が発生します。
ファウンディングコストとも呼ばれており、ポジションの偏りを是正するための仕組みです。
市場でのポジション比率が高い方に対して+の金利、低い方に対して−の金利を課すことで現物との乖離の是正に繋がります。
ロング | ショート | |
資金調達率がプラス | 資金調達料を支払う | 資金調達料をもらう |
資金調達率がマイナス | 資金調達料をもらう | 資金調達料を支払う |
上記を参考にすればお分かりのとおり、保有しているポジションと相場状況に応じて支払うか受け取るかが変わる仕組みとなっています。
受給の状況によっては1回あたり±3%のコストになることもあるため、場合によっては発生前にポジションを解消することで手数料を抑えることが必要となってきます。
出金するときはまとめて行う
海外取引所の中にはP2P取引を利用することで、銀行やPayPay、LINEPAYといった各種電子決済サービスに日本円を手数料無料で出金することができます。
その一方で、仮想通貨を国内取引所やその他ウォレットへ出金する場合には各仮想通貨に応じた出金手数料を支払う必要があります。
例えば、USDT(TRC-20)で出金した場合は1回あたり1.6USDT(約220円)が手数料として差し引かれるため10回行っただけで160USDT(約2,200円)と結構な金額となってしまいます。
出金額に応じて手数料が変動するようなことはないため、仮想通貨で出金する場合には極力まとめて行うようにしましょう。
ボーナスやキャンペーンを活用する
BYBITやZOOMEXでは口座開設時に紹介コードを入力することで、取引手数料を永久的に割引してくれる仕組みがあります。
ただし紹介コードによっては、取引手数料の割引特典が付帯していないものも紛れているため必ず信頼できるサイトやインフルエンサーから入手するようにしましょう。
なお、当サイトでは各種海外取引所と提携を行っているのでリンクや紹介コードを利用すことで自動的に手数料割引の恩恵を得ることができます。
海外仮想通貨取引所の手数料に関するよくある質問
国内取引所と海外取引所どちらが取引手数料が安いですか?
国内取引所よりも海外取引所のほうが手数料は安く設定されています。国内取引所では現物取引の場合、販売所形式でサービスの提供を行っており片道で最大15%のスプレッドとして徴収しています。
海外取引所の現物取引手数料が片道0.1%であることを考慮すると非常に高いことが分かるでしょう。
仮想通貨取引の手数料が安い取引所を教えてください。
仮想通貨取引の手数料が安い取引所は現物取引であれば、MEXCとBYBIT。デリバティブ取引であればBYBITとZOOMEX、Vantage Tradingがおすすめです。
仮想通貨レバレッジ取引で手数料は発生しますか?
仮想通貨レバレッジ取引では、取引手数料や資金調達手数料、スワップが発生します。利用する取引所によって発生する取引手数料が異なるため事前に確認するようにしましょう。
日本人が海外取引所で仮想通貨FXをすることは違法ですか?
日本人が海外取引所で仮想通貨FXをすることに違法性はありません。また、FXに限らず現物取引などを利用することも適法となります。
ただし海外取引所が日本人に対して営業やサービスを提供していることに対しては資金決済法に接触する行為となっています。詳しくは、海外仮想通貨取引所の違法性を参考にしてください。
海外取引所で利益が発生したら税金はどうなりますか?
海外仮想通貨取引所で利益が発生した場合は、国内取引所同様に税金を支払う必要があります。仮想通貨取引の税率は国内・海外関係なく雑所得扱いとなります。
【まとめ】手数料が安いおすすめ取引所は「Bybit」と「MEXC」
今回は、海外の仮想通貨取引所の手数料を比較して紹介しました。
おすすめの取引所は現物取引ではMEXC、デリバティブ取引ではBybitとなっています。
また、ZOOMEXもデリバティブ特化取引所として優秀であるため候補として検討してみるのもありでしょう。
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